要旨
less +F
も tail -f
も、基本的な動作は同じ。
その動作は、監視対象のファイルに追加書き込みがあった場合、その内容を随時標準出力(ほとんどの場合画面上)に出力し続けるというもの。
ただし、 less +F
は通常の less
と変わらない動作モードへ変更することができる。その間は下記のような移動が可能。
j
(下)k
(上)g
(ファイル先頭)G
(ファイル末尾)
詳細
例えば、 production.log
を監視する場合を考える。このファイルに書き込みがあった際、その内容を画面上に表示したい。
この時は、 tail -f
が使用できるが、同様に less +F
も使用できる。また前述の通り、less +F
の使用中に Ctl + C
を押すと、通常のless
と同じ状態になり、行の戻り送りやファイル先頭末尾への移動が可能になる。
この状態で F
(Shift + f
) を入力すると、再度 less +F
したのと同じ状態になり、ファイルへの新しい書き込みを待ち受ける。