WLI-UC-GNM2(Buffalo)
Buffaloからは公式にMac用のドライバが配布されていないが,Ralink社(今は別会社になっているらしいが)がOEM提供しているようで,Ralinkが配付する公式ドライバを使用し,一部改造することで利用することができた.おそらく,WLI-UC-GNM2に限らず,他の装置でも同様のことが可能と思われる.
以下に方法を紹介するが,利用は自己責任でお願いする.
1. Ralinkのドライバ配布ページからドライバをダウンロードする
名前,メールアドレスを入力し,「 Submit 」をクリックする.2. ドライバをインストールする
ダウンロードしたファイル「RTUSB_D2870-4.2.9.2_UI-4.0.9.6_2013_11_29.dmg」をダブルクリックで開き,表示された「USBWireless-Install.pkg」をダブルクリックで開く.あとは指示に従ってインストールする.3. 再起動後,設定ファイルを書き換える
3.1 システム情報を開き,製品ID,製造元IDを控える
アップルマーク()をoptionキーを押しながら押すと,「システム情報」を開くことができる.
左メニューから,「USB」を選択.
「802.11 n WLAN」を選択.
「製品ID」「製造元ID」を控える.
Googleで「(控えたID)を十進数で」と検索する.すると10進数でのIDが計算される.これを控えておく.
例)WLI-UC-GNM2の場合
0x01ee = 494
0x0411 = 1041
3.2 ドライバの設定ファイルを編集する
3.2.1ドライバがインストールされているディレクトリに移動し,設定ファイルを開く
$ cd /System/Library/Extensions/RT2870USBWirelessDriver.kext/Contents
$ sudo cp Info.plist Info.plist.bak
$ sudo vim Info.plist
3.2.2 設定元になる箇所をコピーして貼り付ける
Buffalo-3070
CFBundleIdentifier
com.Ralink.driver.RT2870USBWirelessDriver
IOClass
RT2870USBWirelessDriver
IOProviderClass
IOUSBDevice
idProduct
349
idVendor
1041
3.2.3 「key」が被らないように一意の物に変える(1行目を変更)
Buffalo-3070-USB
CFBundleIdentifier
com.Ralink.driver.RT2870USBWirelessDriver
IOClass
RT2870USBWirelessDriver
IOProviderClass
IOUSBDevice
idProduct
349
idVendor
1041
3.2.4 「idProduct」「idVendor」を先に控えたもの(10進数)に書き換え(10行目を変更)
Buffalo-3070-USB
CFBundleIdentifier
com.Ralink.driver.RT2870USBWirelessDriver
IOClass
RT2870USBWirelessDriver
IOProviderClass
IOUSBDevice
idProduct
494
idVendor
1041