Google Tag Manager (GTM) は、Google Analytics のトラッキングコードを配信する目的で、良く使用される事が多い。しかし、その他の使い方として、任意のHTMLを配信することもできる。もちろん、<script></script>
で囲めばJavaScript (JS)を配信することもできる。
やり方は次の通り。まず、GTMのワークスペースで新しいタグを作る。左のメニューから「タグ」→「新規」を選択する。
タグ
→新規
を選択
続いて、「タグの設定」欄では「カスタムHTML」を選択する。
タグの設定
にはカスタムHTML
を選択する
そうすると大きなテキストボックスが現れるので、ここに配信したいHTMLを記入すればOK。
あとはトリガーには適切なものを選んでおけば、それに合致する際にHTMLが配信されるという仕組みだ。
トリガーページビュー
のものを選んでおけば良い
具体的な使い道だが、GTMからJSのコードを配信し、それをVue.jsで作成されたページで読み込ませることにより、ソースコードの変更や再デプロイを行わずとも、メッセージを表示する仕組みを作ることができる。これの主な用途としては、緊急メンテナンスの実施時や不具合の検知時にそれをユーザへ伝えるためのアラートの表示が挙げられる。
そのための手順はまた別の日に掲載したい。